壁をおしゃれに飾るニッチ収納とは?活用アイデアを事例と併せて紹介
2025/02/09
家づくりを進めていると「ニッチ」という言葉を耳にすることがあります。ニッチはもともと隙間という意味ですが、住宅の場合、壁の厚みを活用した凹んでいるスペースのことを指します。ニッチは便利かつおしゃれになるため、家づくりの際に取り入れたいと考える方は多いですが、一方でどのように取り入れれば良いか活用方法がわからないと悩む方も少なくありません。この記事では、ニッチを活用するアイデアや活用事例、注意点などを解説します。おしゃれな家づくりの参考に、ぜひお役立てください。
ニッチとは?
ニッチとは、柱と柱の間の壁の厚みを利用して凹みをつくり、収納や飾り棚として活用するスペースです。雑貨や写真を飾ったり、インターホンや照明スイッチを一箇所にまとめたりするなど、アイデアによってさまざまな使い方ができます。
ニッチは新築だけでなく、リフォームの際に新しく造作できるほか、DIYでつくることも可能です。ただし、断熱材や筋交いがある場所にはつくれないため、DIYで造作する場合はある程度建築に関する知識や経験が必要です。
ニッチの活用アイデア
ニッチは家の中のどの場所で、どのように活用するのが良いのでしょうか。以下では活用アイデアについて詳しく解説していきます。
□活用場所
ニッチを取り入れる場所として、主に以下の6つのスペースがおすすめです。
・玄関
玄関は、家族やお客様を最初に家の中に迎え入れる場所です。雑貨やお花など華やかなものを飾ると、人を迎え入れるのに適した雰囲気を演出できます。また、鍵やちょっとした小物など、失くしやすいものを整理して収納する場所としても重宝します。
・階段
階段の壁はデッドスペースになりやすく見た目も殺風景になりがちなため、小さめのニッチを複数つくり、飾り棚として活用するのがおすすめです。階段はほかの空間と離れていることから、空間の統一感をあまり気にしなくて良い場所でもあります。カラフルな絵や作品を飾るなど、少し冒険してみるのも良いかもしれません。
・リビング・ダイニング
家族が過ごすリビングやダイニングには、思い出の写真やお気に入りの雑貨などを飾るのがおすすめです。また、キッチンの壁を利用して、ダイニングテーブルの横にニッチをつくるのも良いでしょう。スマホを充電したり小物を置いたりするスペースとして役立ちます。
・キッチン
キッチンには、砂糖や塩などの調味料を置ける「スパイスニッチ」を設けるプランが人気です。調味料をディスプレイのようにおしゃれに収納できることはもちろん、調理台が散らかることを防いで料理や掃除がしやすくなるというメリットもあります。
・トイレ
トイレには、トイレットペーパーやタオルなどを収納する大きめのニッチをつくると便利です。収納が飛び出さないので、空間を広くスッキリ使うことができます。雑然となるのを防ぐため、雑貨や置物を飾りたいときは、収納スペースとは別にニッチをつくるようにしましょう。
・洗面所
洗面所まわりは細かい日用品が散乱しがちな場所です。ミラー横や洗面所の下に収納スペースがあっても、家族で暮らしていると収納が足りないケースも多いでしょう。洗面所にニッチがあれば、歯ブラシや髭剃りなど、毎日使うものを便利に収納できます。
効果的にニッチを取り入れて室内もおしゃれな空間にしよう
ニッチは部屋を広く見せたり、おしゃれに見せたりできる便利なスペースです。事前に施工会社に相談すれば、ニッチの奥行きや幅を調整できます。注文住宅を建てる際は、収納や飾り棚としてニッチを取り入れてみてください。
キノエデザインOSAKAでは、施工事例で紹介したようなおしゃれで便利なニッチのご要望も承っています。注文住宅を検討している方や、自然素材をふんだんに使った家を建てたいとお考えの方は、ぜひ一度キノエデザインOSAKAまでご相談ください。